
レバノン内戦って?

さぁ。今まで”いじめられて迫害されてばかりのユダヤ人”
という映画を多く見てきたが、
今日はイスラエルという国が確立し、
強くなってからの戦争についての映画を
紹介しよう。
いやぁ。
今回の映画はなかなか衝撃的じゃったわい。
まぁひとことで言うと、
「異様」という感じがしたのぉ。
一番最後の実写以外は、
すべてアニメで構成されていることや、
音楽もポップでライトな感じから、
クラシックまで幅広に使われていて、
今まであまり見たことのない雰囲気を
醸し出している作品じゃった。
最初は内容自体もピンとこんかったんじゃ。。
しかし、歴史的背景を知れば、
グッと引き込まれるぞ。

ドクター、なんかめっちゃ抽象的やん💦
もうちょっと具体的に教えてよ。
内容はどんな話なん?

ほーホッホッホ。
相変わらず的確なツッコミありがとう!
では簡単にあらすじを紹介しよう。
この映画が制作されたのは2008年だが、
内容は、主に、1982年の”レバノンの内戦”
について語られておる。
ちなみに、レバノンって国、
あんまり馴染みはないじゃろ?
どこにあるか知っとるかい?
地図で見てみよう。
イスラエルの上に位置している国で、
この辺じゃな↓


中東の国って、なじみないよね。
日本とめっちゃ離れてるからかな?
どこに何の国があるとかボク全然しらんわ〜。
だから、レバノンの内戦とか言われても、
ぽか〜〜〜んと口が開いた感じやわ。

ほほほ。そうじゃな。
中東の国はなじみがない上に、
多数の宗教も絡んでいてややこしいからな。
では、簡単にレバノンの内戦について説明しよう。
レバノンの内戦は1975年〜1990年までの
15年間も続いた泥沼戦争じゃ。
レバノンはもともとキリスト教徒が多い国じゃった。
とは言ってもイスラム教の人もおり、
大きく分けて、キリスト教とイスラム教の
それぞれの宗派の人たちが住んでいたんじゃ。
ところが、時代の変遷により、PLOを中心とした
イスラム教の勢力が大きくなってきてしまい、
それをキリスト教側は懸念していた。
そんな折の1975年4月13日。
PLOの支持者がキリスト教の教会に発砲し、
内戦が始まったんじゃ。
内戦は国内だけに収まらず、
”シリア”が参戦し、続いて”イスラエル”も
介入するという事態になってしまった。
結果、ぐちゃぐちゃの泥沼戦争に
なってしもうたんじゃ。
この戦争について詳しく話すと
それだけで終わってしまうので、
内戦についてはこの辺にしておこう。
映画のあらすじは?

中東の国って複雑すぎるわ〜〜〜😒

ほんまにな。
わしも全然まだちゃんと理解できる気がせんわい😅
話を元に戻すと、
この映画は監督自身が19歳の時に
このレバノンの内戦に参戦し、
”サブラ・シャティーラの虐殺”が
あまりに強烈な体験だったことで、
記憶がなくなってしまった話を
映画にしておるんじゃ。
戦争に行ってPTSDに苦しむ人が多いという話は
聞いたことがあるかな?

あ、あるある!
イスラエルの話じゃないけど、
アメリカ兵の話聞いたことある。
戦場での体験が
フラッシュバックしてきて、
精神不安定になるってテレビ見たことある!
その兵隊さん、見た目はめっちゃマッチョで
筋肉隆々の兵士やから、そんな風に見えずに
めっちゃ驚いた記憶あるわ〜。

ふむふむ。
戦争というのは、それだけ心にダメージを落とす
ということなんじゃな。
この映画にも、PTSDの専門家に
相談する場面があるのじゃが、
人はあまりにも精神的ショックや恐怖を
感じるような場面に遭遇すると、
自己防衛のためにその記憶を無くしたり、
書き換えたりすることがあるそうじゃ。

人間は自分を守るために
”忘れる”って機能があるってきいたことあるけど、
それと同じかな。
記憶力がいい人ってめっちゃ憧れるけど、
全てのことを忘れられない人って
すごい苦痛らしいよ。

ボクは嫌なことはすぐ忘れられるで。
よく、寝たら忘れるっていうけど、
ボクは寝んでも忘れられるサイコーの技持ちやで!
あはははは🤣

ほーホッホッホ。
チロ丸はいつでも幸せじゃなぁ。
さてこの映画じゃが、
レバノン内戦にイスラエルが干渉したのは
1982年。
第二次世界大戦ではナチスドイツに
殺されまくったユダヤ人じゃが、
戦後は逆に銃やら爆弾でアラブ人を
殺しまくるんじゃ。
映画の中でこんな歌まで歌っておるぞ。
毎日爆弾を落としている
無実の市民も時には巻き添え
殺されても文句は言えない
そして、 別の人物はこんなことも
言っておる。
パレスチナ人の子供が、第二次世界大戦中の
ワルシャワゲットーで手を上げている
ユダヤ人の子供の写真と似ている
とな。
つまり、かつてはナチスに虐殺されたユダヤ人が、
今となっては、パレスチナ人を虐殺している
ということじゃな。
自らをナチスになぞらえた、というまさかの発言じゃ。
これは非常に問題となったそうだぞ。

そりゃ問題になるよね💦
ユダヤ人を600万にも殺したナチスと
ユダヤ人自身とを同化するなんて、
御法度中の御法度でしょ💧

それでいうと、2023年10月の
ハマスのテロがあってから、イスラエルの反撃行為も
ジェノサイドとか言われてるよね。
正当防衛から始まったけど、
イスラエルの徹底さがジェノサイド呼ばわりされてる
ってことなんかな。

ユダヤファンの私は、
どこまでもイスラエルの正当性を信じたい!

すぬこちゃんの推し活かな。
ほーホッホッホ。
そうそう、この映画、題名に”ワルツ”とあるじゃろ。
実はこれ、レバノンの首都ベイルートの路上で
ビルにいる敵から銃で攻撃されている時に、
いきなり上官がワルツのように踊りながら
機関銃を撃ちまくっている姿のことなんじゃ。
ショパンのワルツのBGMともに機関銃を
撃ちまくる姿は異様すぎて何とも言えんぞ。

ワルツ踊りながら機関銃乱射するって、
もはや狂ってるやん💦
戦争ってほんまに怖いわ😢

世界が平和になってくれることを
望むのみじゃ・・・
ユダヤジョーク

では、本日も〆はユダヤジョークじゃ!
楽園で死ぬ人
カナリ島の観光ガイドが
観光客たちに島に住む快適さを盛んに宣伝していた。「海と林に囲まれた美しいカナリ島。
この島では誰も死なないんです!」すると、不思議に思った一人が手を挙げて質問した。
「あれ?変だな。ボクは今日葬式をみたよ」
ところがガイドは憤然として答えた。
「あれば葬儀屋です!あのバカ、とうとう飢え死にしたんですよ!」

あーなるほど、仕事がなくなって、
食えなくなって死んだ、ってことね。
って、それほんまかいな!?
画像出展「Amazon」
参考文献:「ジョークジョーク」