

さぁ、ふたりとも!今日も元気かなぁ?⭐️
張り切っていくぞ〜!

ドクターは相変わらず元気そうやなぁ。
今日はなんかいいことでもあった?

いや!ない!
しかしな、考えてみなされ。
毎日そんなにいいことがあるもんでもないじゃろ。
それでもとりあえず、元気にするんじゃよ。
なんでも形から形から!

ドクターえらいやん!
形、大事やわ!ボクもそう思う。
さぁ、ほんなら、ぐうたら命!のボクは
昼寝する格好でもしよかな!

おいお〜い!
何を言うとる、チロ丸は💦
せっかくの時間がもったいないじゃろ!
ちょうどいい。
またまたユダヤ映画を紹介してやろうじゃないか!

そうくると思ったわ〜。
んじゃ、よろしく〜〜〜。
今日はどんな話かな?

今日はな、またまた”死の工場”アウシュビッツの話なんじゃが、
実は、アウシュヴィッツに送還されても、
すぐに殺されなかった人たちがいるんじゃ!
わずかな食料で強制労働をさせられるという
わけでもない。
それどころか、なんと、
食料やタバコ、酒まで手にすることができた。

え〜〜〜〜!!なにそれ!?
そんな人たちいたん!?
不平等や〜ん!

まぁまぁ、すぬ子ちゃん。
そう興奮しなさんな。
そんなええ話がこの時代のユダヤ人に
あるわけはないじゃろ。
この人たちは”ゾンダーコマンド”と言われており、
ドイツ語で”特殊部隊”という意味じゃ。
で、彼らは何をするために、
優遇されておるかわかるかね?
・・・・・・
なんと、”死んだユダヤ人の死体の処理”じゃ。
ガス殺されたユダヤ人たちを火葬場に運び、
焼いて灰にするのが彼らのミッションじゃよ。
彼らは、ワケもわからず選別されて、
死体の処理をやれ、と言い渡されるそうじゃ。
いやと言うもんなら、選択肢は一つ。
死しかない。

なるほど、そういうことねぇ。
えらくVIP対応やなぁ、と思ったけど、
全然うれしくない役割を押し付けられるわけなのね。

そうじゃ。
人によっては、火葬場で家族を見つける人も
いたそうじゃぞ。
まさに、この世の地獄じゃな。
それに、列車で運ばれてきた人たちを
ガス室に案内するのも彼らの仕事なんじゃが、
脱衣室で、同じユダヤ人たちに対して、
「シャワーするだけだから大丈夫だぞ。
またこの部屋に戻ってくるからな」
と嘘をついて、安心させようとするんじゃ。

まぁでも、そのゾンダーコマンドの人たちは、
そんな汚れ仕事でも、殺されるよりは
マシと思ってしてたんやろうなぁ。
その仕事は、ずーっと続けられるん?

いやいや。
数ヶ月で首切りじゃ。
結局は、ゾンダーコマンドもガス殺されるんじゃ。

え〜💦そうなんや💦
数ヶ月寿命を伸ばすためだけってこと!?
はぁ。信じられんわ。それでも働くねんなぁ。

人は生きるためにはなんでもやる
ということなのかもしれんなぁ。
死体の処理も、当然、最初は
心理的な衝撃が大きいようじゃが、
それもやっているうちにどんどん慣れて、
何も感じなくなっていくらしい・・・。
ということで、今回紹介する映画は
そんなゾンダーコマンドたちのストーリーなのだ。
この映画の元になったのは、
アウシュビッツで生き残った、
ユダヤ人医師が書き残したものじゃ。
この医師、名は”ミクロシュ・ニスリ”さんといって、
なんと、あの、おぞましい人体実験を繰り返した
死の天使として悪名高い”メンゲレ医師”の助手として
働かされていた人なのだ。

あ〜〜〜!あの、双子の背中を針と糸でぬい合わせた人ね!
前に、『顔のないヒトラーたち』でも出てきた気がする!

お〜!
すぬ子ちゃんの記憶力!
驚きじゃな💦すばらしい!

まぁね。
というか、それくらい衝撃的やったんよね。
医者がそんなアホなことするんか!?って
ホンマに思ったんよね。
呆れたわ〜。

ほんまじゃな。
わしも言葉がないわい💦
そんなとんでもない奴の助手として
働かされたドクター・ニスリも
本音はもちろん、ナチスの医師に
協力なんてしなくなかったに決まっておる。
ただただ、生きるためだけじゃ。
ゾンダーコマンドとして働かされた人たちも
思いは同じじゃ。
しかし、だからこそ、
ゾンダーコマンドの彼らは、
最後の抵抗を図ったんじゃ。


お!チロ丸も意外に
ちゃんと人の話を覚えておるんじゃな〜。
これは感心感心。
ほーホッホッホ。

せやろ!なかなかボクも捨てたもんちゃうやろ⭐️
で、最後の抵抗って?

それは見てのお楽しみじゃ〜。
ホロコーストの映画は多くあるが、
ゾンダーコマンドにフォーカスした映画は
あまりないからな。
だからこそ、この映画は見る価値があるんじゃ。
あと、この映画は珍しく、ハンガリー人の話なんじゃ。
ドクターニスリもハンガリー人だぞ。
映画には、死体が数え切れんほど次から次に出てきて
嫌になるかもしれんが、見てみるが良い。
にしても、あんなに死体が出てきて
気分がいいものではないのはもちろんじゃが、
死体役をやっている俳優さんたちには
頭がさがるなぁ。
素っ裸で脱力して、なすがままに
放り投げられる・・・。
まさにプロ根性に脱帽じゃわい。

ドクターはそこに感心するのね🌀
まぁ、それはいいとして。
私は”ゾンダーコマンド”ってのに
すごく興味をひかれたので見てみるわ!
参考文献で教えてくれたのも読んでみる!
じゃ、最後にユダヤジョークよろしく〜

さすが、すぬ子ちゃんは勉強家じゃな。
では、ユダヤジョークを手短に紹介しよう🎵
抱負
ヤンケルくんは、
もし大統領に選ばれたら、まず何をするか?
とクラスの友達に聞かれてこう答えた。
「投票した連中の頭を調べるよ」

あははははは!めっちゃ冷静すぎやん💦🌀
画像出展「Amazon」
参考文献:北海学園学術情報リポジトリ、「ジョークジョーク」