映画『ベン・ハー』100年前の大ヒット作


ドクターSドクターS

さぁ!今日は2人にタイムスリップしてもらおう!

準備はいいかな?


すぬ子すぬ子

は?

なんやのまた訳の分からんこと言うて〜。

チロ丸チロ丸

ええやん!ボクは別の時代に行ってみたいわ〜!

よし!ジャ〜ンプ!!

ドクターSドクターS

ほーっホッホッホ。

チロ丸はノリが良くてええのぉ〜✨

すぬ子ちゃんは変わらず現実主義じゃな。

ということで、タイムスリップというのは
冗談じゃが、

本日は、100年間の映画を紹介するぞ!

チロ丸チロ丸

100ねん!?

めちゃくちゃ前やん!

1世紀も前かいな💦

ドクターSドクターS

そうなんじゃ。

そうそう、2人は知っておったかな?

そもそも、”映画”というものが作られ始めたのは、
1890年代ごろかららしいんじゃ。

わしは知らんかったわい💦

で、この映画は1925年に制作されたものなので、
映画史としては初期のものじゃな。
その証拠に、なんと、
この映画は”サイレント映画”なんじゃ。

誰の声も聞こえんわい。
セリフは英語の字幕で出てくるだけじゃ。

セリフがない代わりに、
身振り手振りでの表現が多い印象じゃなぁ。

ただ、音楽はあるぞ。

すぬ子すぬ子

へぇ。サイレント映画とは、

さすが、時代を感じるねぇ。

人の声がない映画なんて今はほとんどないから
めっちゃ違和感感じそうやわ。

ドクターSドクターS

そうなんじゃよ!

おっしゃる通りじゃ!

わしは、違和感を感じすぎて、
映画を見始めたときは、
最後まで全部見られるだろうか!?
と、不安じゃったぐらいじゃ💦

どうも、見ぶり手ぶりが不自然な、舞台劇っぽくてな・・・。

それに、画像が白黒が多くて、
青い目の俳優さんは
目ん玉のない、しろ目みたいに見えて、
怖いんじゃよ💦

しかしな、見ていると知らぬ間に引き込まれて、
一気に全部見てしまったぞ。

チロ丸チロ丸

あはははは!

しろ目の俳優さんなんて笑えるな!

で?肝心の内容はどんなんなん?

ドクターSドクターS

そうじゃったそうじゃった💦

簡単に内容を紹介しよう。

時代は紀元前、場所はパレスチナじゃ。

主人公は、
ユダヤの名門一家の長男、ジュダ=ベン・ハー。

彼は、ある時、ローマ人の旧友メッサラに再会する。
(ちなみに、このメッサラが、
時々、白目人間に見えて怖いんじゃよ!)

そのメッサラはローマ軍の将校に出世していた。

ベン・ハーは昔みたいに仲良くしたいと
思って接するのだが、

どうやらメッサらにはその気はないらしく、
”ユダヤ人はローマに従うのが当然だ”
という態度をとる。

そんなわけで、結局2人の仲はうまくいかないんじゃ。

そして、事件が起きる。

皇帝が着任した際のパレードで、
家の上から見ていたベン・ハーが誤って
ブロックを滑らせて、皇帝にケガをさせてしまう。

何と恐ろしい偶然・・・。

この罪で、ベン・ハーはまさかの
奴隷にさせられてしまうんじゃ。。。

ガレー船の奴隷として、3年も働かされるベン・ハーが
友人のメッサらにどうやって復讐をするのか!?

というのがこの映画の大きなストーリーじゃ。

ただ、この映画にはもう一つのストーリーが
重なっていて、

イエス・キリストの誕生から処刑までが
同時並行的に描かれておる。

ベン・ハー自体は架空の人物じゃが、
そこに、実在したイエス・キリストを重ね合わせて
ストーリーが構成されておるんじゃよ。

すぬ子すぬ子

ローマ帝国の時代って、
そういえばイエス・キリストを処刑にかけた時代よね。

しかも、ユダヤ人がそれを
けしかけたって言われてるやん。

この一件が、そのあと2,000年以上も、
ユダヤ人の歴史に大ダメージを与えるとは・・・。

きっと、この話をし出すとつきることがないんやろなぁ。

ドクターSドクターS

まさにそうじゃな。

その話をし出すと、ホロコーストにまで繋がるわい。

長くなるので、今はやめておこう。

まぁ、とりあえず、この映画、
良かったら見てみておくれ!

100年前の映画とは思えんくらいの
大迫力だぞ。

もっと綺麗な画像で見られたら
ええのになぁ、もったいない!

と思うくらいの演出がされておるわい。

当時としては、莫大な金をかけたらしいからな。

あ、そうそう、あと、この映画を作った
”メトロ・ゴールドウィン・メイヤー(MGM)”
という会社なんじゃが、

実は、この会社の経営者はユダヤ人なんじゃ!

映画の世界でも、ユダヤ人は大活躍するんじゃぞ✨

現代でも、スピルバーグはよく知られておるしな。

チロ丸チロ丸

やっぱユダヤ人の人らって、
多彩な人多いなぁ。

持って生まれた才能なのか?

努力のたまものなのか。

まぁ、どっちにしても、ボクみたいに
ぐうたらしてないことは確かやな!

あははははは!😆

ドクターSドクターS

チロ丸のぐうたらはぐたらで
幸せに生きられておるなら、それもまた才能じゃわ!

ワッハッハ!

では、最後に恒例のユダヤジョークじゃ!

ユダヤの物差し

客が仕立て屋に入って来た。

店のおやじに持って来た布地を見せて、

「これで背広を作ってもらいたいんだが、
寸法は足りるかね?」

と聞いた。

おやじは物差しを取り出し、布地に当てて、

「う〜ん。ちょっと足りまへんな」

と言った。

客は仕方なくあきらめ、今度は向かいの側にある、
別の仕立て屋に入り、同じように注文した。

主人は答えた。

「へい。足りますぞ!」

ところが一週間後、客が背広を取りに行くと、
驚いたことに、仕立て屋の小せがれが
同じ布地で作った上着を着ていた。

「ちょっとおじさん。

こりゃどういうこっちゃ!

向かいの仕立て屋じゃ、布地の寸法は
足りないって言うのに、おじさんの店じゃ、
余分の布で子どもの上着を作ってる」

店の主人はキョトンとした顔で

「そりゃお客さん、あのおやじには寸足らずで、
あっしにゃ足りたってことでさ。

なにせ、やつには子供が2人いますから」

すぬ子すぬ子

あ〜なるほどね!

さすが商売人やな💦

というか、そもそも、

お客さんの布で自分の子どもの服
作っていいんかい!?ってツッコミたくなるけどな!

ほんま、こんなことしてるから、
金にがめついユダヤ人って言われるねんな!

あははははは😆

画像出展「Amazon」

参考文献:「ジョークジョーク」