ドクターS さぁ！逃げるのじゃぁ〜〜〜〜！！！！
チロ丸 え！？どしたんドクター？？
逃げるって！？何が追ってくるん！？
ドクター！！！答えて〜〜〜！！！
ドクター！！！！
ドクターS はて？チロ丸よ。
何をそんなに大きな声で叫んでおるんじゃ？
チロ丸 へ？いやいや、ドクターが
「逃げるんじゃぁ！」って叫ぶからやな。
何が追ってくるんや！？と思ってこっちが聞いてるんやん💦
ドクターS ほーーーーー！
それはすまんすまん💦
ただの寝言じゃわい。
すっかり気持ちよく昼寝をしてしまっておったわい。
昼寝というのはやっぱりええのぉ〜✨
ほーホッホッホ！
チロ丸 はぁ？？？？
ほんまに相変わらず、のんきで人騒がせやなぁ。
心配して損したわ💦
ドクターS いやはや、すまんすまん💦
もうええ歳じゃから、昼寝しないと
体がもたんのじゃよ。ハハハ！
にしても、「逃げる」なんて寝言で言うてたんじゃな。
すっかり最近見た映画を夢で思い出したんじゃのぉ。
よしよし。
せっかくじゃから、最近見た映画の話でもするかのぉ。
チロ丸 ドクターは夢でも映画見てんねんな😆
映画の話聞かせて聞かせて！
ドクターS 今回はなぁ、珍しくロシアのユダヤ映画じゃ。
でもって、ホロコーストの中でも、
ユダヤ人が収容所から脱走したという
珍しい話じゃぞ〜。
チロ丸 お！すごいやん！
反抗して逃げ出したユダヤ人もちゃんといたんや！
ドクターS そうじゃよ。
その指揮を取ったのが、ソ連の軍人である、
通称”サーシャ”と呼ばれる人じゃ。
映画の中では仲間がサーシャに
「指導者モーゼが必要なんだ」
と言う場面があるんじゃが、
まさにモーゼのごとく、皆を導いていくんじゃ。
ただ、脱走と口で言うのは簡単だが、
実際に脱走するのはまさに命懸けじゃよ。
いきなり結論を言ってしまうが、
４００人脱走して、結局１００人が逃げる途中で亡くなり、
１５０人は地元の住民に殺害された。
結局、終戦まで生き延びたのは
５０〜７０人程度だそうだ。
チロ丸 収容所に留まっても地獄、
逃げても地獄ってことね。。。
ドクターS そうじゃなぁ。
特に、今回の場面となった収容所は
ソビボル絶滅収容所といって、
死ぬのが前提の収容所じゃからな。
早かれ遅かれ、
いずれみんな殺されていたんじゃろうな。
ここで、ナチスの収容所について
少し紹介しよう。
ナチスの収容所には役割に応じて、
いくつか種類があったんじゃ。
”強制労働収容所”
”中継収容所”
”絶滅収容所”
という３つがあって、
３つ目の”絶滅収容所”は、読んで字のごとく、
殺される収容所じゃな。
今回の映画の舞台である、”ソビボル”はこれにあたる。
ちなみに、かの有名なアウシュヴィッツは
”強制労働収容所”＋”絶滅収容所”の
最大規模の収容所じゃ。
死者数も群を抜いて多い。
なお、絶滅収容所は今回登場する「ソビボル」と
「アウシュビッツ」と、他にも４つあるんじゃが、
これら６つの収容所は、すべてポーランドに作られたんじゃ。
チロ丸 なんか聞いてるだけでげんなりする話やな。
殺人総合デパートみたいな感じやん。
今までの映画見ても思うけど、
ナチスのやったことって人間のやることなんかいな？
・栄養失調で過酷な労働させて殺す
・銃殺して殺す
・ガス室で殺す
とかやりまくってるけど、
ボクには頭が狂ってる殺人鬼にしか
思われへんわ・・・。
ドクターS ほんまにそうじゃな。
しかも、ナチスは絶滅収容所を
最高機密情報として扱い、
大量殺人を隠蔽しようとしていたんじゃ。
そうそう、この映画には、
実際に女性たちが、ガス室に入れられて
死んでいくシーンもあるぞ。
残酷そのものじゃ。
ほかにも、残酷な場面としては、
親衛隊の大宴会で、ユダヤ人を馬にして、
自分たちは荷台に乗ってユダヤ人をムチ打つ
というひどい場面も出てくるわい。
チロ丸 もう言葉がないわ・・・。
そりゃ、ドクターが夢でうなされるのも
無理はないかもしれんな。
ほな、とりあえず、一回この映画見てみるわ！
ドクターS お〜見てみておくれ。
それから、次に昼寝をするときは、
チロ丸を驚かせんようにせにゃならんな〜。
ほーホッホッホ。
では、最後にユダヤジョークじゃな。
マヌケ女
「おまえ、何を探しているんだい」
夫の質問に、花嫁は困った顔をして答えた。
「それが、氷をお湯で洗っているうちになくなっちゃったのよ」
チロ丸 うわぁ〜〜〜。
さすがに、こんなお嫁さんやと
結婚生活苦労しそうやなぁ。
こりゃあかんわ💦
ぼくより”マ・ヌ・ケ”！
あはははは！😆
画像出展「Amazon」
参考文献：「ジョークジョーク」
