すぬ子ちゃ〜ん!
この前紹介した映画に関することで、
ちょっと話があるんじゃ〜。
へ?この前っていつの話やっけ?
ほらほら、あのフランスの軍人が
冤罪で悪魔島に流された映画の話じゃ。
あ〜!こないだのやつね。
『オフィサー・アンド・スパイ』やろ?
覚えてる覚えてる。
フランスでもユダヤ人いじめられててんなぁ、って思ったわ。
そうそう、まさにそれじゃ。
今回は、そのフランスで、第二次世界大戦中に起こった、
実話を題材にした映画の話をしようと思ってな。
めっちゃ興味あるわ!
教えて教えて⭐️
よし!では早速、映画の説明じゃ。
今回の舞台は1942年、夏のフランス。
第二次世界大戦真っ只中じゃ。
この時、フランスはドイツに占領されてしまっており、
ドイツの傀儡(かいらい)政権であるヴィシー政権が
フランスを治めていた。
傀儡政権とは、簡単にいうと、
”ドイツのことは何でもいうこと聞く政権”
というか、あやつられている政権ということやな。
当時、ドイツはフランスを含め、ヨーロッパの占領地で、
ユダヤ人を大量につかまえようとしていた。
当然、フランスにもドイツからの命令が下り、
パリを中心にユダヤ人が大量に捕まえられて、
最後は収容所送られるという話じゃ。
なるほどねぇ。
当時、フランスはドイツに占領されてたから、ってことね。
で、何人くらいのユダヤ人が捕まったん?
当初、ヴィシー政権とドイツ軍は
24,000人のユダヤ人を検挙する計画だったが、
結局、13,000人あまりしか検挙できんかった。
残り10,000人はパリ市民が守ったと
言われているそうじゃ。
政府や軍人はドイツの言いなりでも、
フランス人には良識があった!
と思うと、泣けてくるなぁ。
しかし、13,000人もが検挙されたということは
紛れも無い事実じゃ。
あと、なんせ、この映画を見ていてかわいそうなのが、
小さな子供がいっぱい捕まえられるんじゃ。
何の罪もない小さな子供が粗悪に扱われて、
最後は列車で収容所に連れ去られていく・・・。
こんな酷い話があってええんかい!?
と辛くなるわい。
さすがのわしも、ため息しか出んかったぞ。
実際、捕まったユダヤ人13,000人のうち、
約30%にあたる4,000人余りが子供だったそうじゃ。
そして、列車で収容所に連れて行かれた
4,051人の子供は1人残らず、全員死んでしまった・・・。
大人の生存者はいたそうじゃが、
それも、たったの25人という少なさじゃ。
ナチスは子供も大人も、女も老人も障害者も
関係ないんかいな。
”ユダヤ人=全て抹殺”しか頭になかったんかな。
ヒトラーの思想としてはそうじゃなぁ。
しかし、今回の映画ではやはり、フランス兵自体も
”仕方なくやっているんだ。本当はこんなことやりたくない”
という雰囲気を出している者も登場していたぞ。
なにせ、フランスが占領されていること自体、
フランス国民として受け入れられないことじゃろうからな。
そうじゃそうじゃ!
暗い話で気が沈むが、、、、
キレイな女優さんが出ておるぞ!
名前は”メラニー・ロラン”さんというじゃ。
看護師さん役の女性で、ユダヤ人では無い役じゃ。
しかしな、本当はこの人はユダヤ人で、
おじいさんがナチスの迫害を受けたそうじゃ。
最後まで子供たちのために懸命になっている姿が
とても印象的じゃわい。
はぁ。またドクター、鼻の下のばして!
まったく!
でもほんまにキレイな人やな。
まぁ、私には劣るけどな。
ユダヤ人なんやったら、この映画にも、
かなりの思い入れがあるんやろうなぁ。
まぁ、すぬ子ちゃんよりは
美人じゃ無いかもしれんが、
キレイなお姉さんと可愛い子供が出ておる映画じゃ。
一度見てみるがよいぞ。
よし、では最後にユダヤジョークじゃ!
早朝の3時、夫が眠れずに部屋を
行ったり来たりしている。心配した妻が、
「どうして寝られないの?」
と聞くと、夫は言った。
「隣のサムから1,000ドルを借りて
明日返さなくてはいけない。
ところが、その金がないんだよ。
困った。困った。どうしたらいいんだ。」すると妻は窓をあけて大声で言った。
「サム!サム!」
しばらくすると目をこすりながら、
サムが窓から顔を出し、「こんな朝早くから、一体どうしたんだ?」
と聞いた。
すると、妻は、
「主人が、明日の借金を返せないと言っているのよ!」
と言うなり、窓を閉めて夫に告げた。
「これであなたは熟睡できるでしょ。
今頃、”お金を返してもらえない。どうしよう。”と、
眠れずに、部屋の中を行ったり来たりしているのは、サムの方よ。」
画像出展「Amazon」、「ウキペディア」
参考文献:「頭がよくなるユダヤ人ジョーク集」