映画『旅立つ息子へ』父と息子の涙のストーリー!


ドクターSドクターS

さぁ!今日は趣向を変えた映画を紹介するぞ!

戦争でも、差別でも、迫害でも、復讐でもなく、

純粋に、ヒューマンドラマじゃ〜!

いぇ〜い!!!

って、おいおい!
2人ももっと盛り上がってくれんかな。
ギャラリーが静かだとテンションが上がらんじゃろ。

すぬ子すぬ子

いやいや、ドクター。

そんな不自然にテンション上げんでいいからさ。
普通に説明して、ふつーに。

チロ丸チロ丸

さすが、すぬ子ちゃん。

相変わらずクールに決めてるわぁ。

ボクは優しいから一緒に盛り上がっとくわ!

「ひさびさに人が死なへん映画やな!いぇ〜い!!」

で、ドクター、どんな映画なん?

ドクターSドクターS

おっほん。では真面目に映画について語ろう。

今回紹介する映画は、
イスラエルで有名な監督ニル・ベルグマンさんが
2020年に制作したものじゃ。

この監督、どうやら、東京国際映画祭でも
賞をとっているようで、

他にも過去の作品で見られる映画が
あるのかな〜と思って探してみたんじゃが、
日本語訳されているのは見つからんかったわい。

残念無念💦

では、この映画のストーリーじゃが、
”自閉症スペクトラムの息子をもつお父さんの奮闘記”
といったところじゃな。

お父さんは、息子と2人で過ごすために、
有名デザイナーという肩書きを捨てて、田舎に引っ越した。
そして、そのまま静かに2人で暮らすことを望んでおる。

ところが、一方で、別居のお母さんは、
息子のことを考えて、全寮制の施設に
入れようとしているんじゃ。

お父さんはどうにか阻止しようとするが、
仕事をやめて定収入がないので、
裁判所からは養育資格なしとされてしまう。

勝手なお父さんに対して怒っているお母さんは、
どんどん手続きをすすめてしまい、
ついに息子が寮に入る日が現実的に近づいてきた・・・。

「さぁ!このままでいいのか!?どうする父よ!?」

というお話じゃ〜。

すぬ子すぬ子

へぇ。自閉症スペクトラムかぁ。
それって、発達障害の一つよね。

発達障害の話って、日本でも昔に比べると、
今はよく話題にのぼったりするよね。

にしても、そのお父さん、めっちゃ男前やん。
息子さんのための仕事も捨てて、
家も引っ越してってしたわけでしょ。

お嫁さんとの関係が良くないのも
きっと息子さんのことが関係してるんやろうね。

ただ、なかなか子供のために、
そこまで全てを捨てられる親っていない気がするわ〜。

チロ丸チロ丸

せやなぁ。

でも、このお父さんの場合、
捨てすぎて、お金なくなって
養育資格なしってところまで
いってしもうたんやなぁ。

がんばってるのに報われへんって、つらいわぁ。

ドクターSドクターS

障がいをもつ子どもを育てるというのは、

普通の人が想像もできないような
大変なことなんじゃろうな。

この映画でも、電車のホームで息子が荒れ出して
お父さんが途方にくれるという場面があるぞ。

だいたい、障がいのない子供でも、
一回泣き出すと、収拾がつかないなんてことは
よくある話じゃろ〜。

そういえば、うちの飼い主の娘ちゃんも、
よく機嫌を損ねて泣いておるし、

小さい頃なんて、小一時間くらい
泣きわめきっぱなし、なんてことがあったぞ!

さすがにわしも、あれには参ってしまい、
白旗状態じゃったわい💦

とにかく、人間を育てるというのは
大変なことじゃわい。

チロ丸チロ丸

ドクター、結婚もしてないのに、
まるで子持ちの親御さんみたいに気持ちこもってるやん。

ドクターSドクターS

ほーホッホッホ。

この家にも3人子供がおるじゃろ〜。
そばで見たおたら、それはそれは
一筋縄ではいかんことがよくわかるわい。

あ、そうそう、そういえば!

この映画で自閉症の役をしておる男性なんじゃが、
実は、普通の人なんじゃ。

わしは、てっきり、障がいをもった人が
役をしてるんかと思っておったが、
さすが、役者さんじゃなぁ。

たまげたわい。

そういうわけじゃが、場面場面での
息子を見るお父さんの表情ひとつ取っても、
感慨深いものがある映画なので、
ぜひ見てみておくれ。

なにせ、チロ丸の言うように、
誰も死ぬことはない映画じゃ。

それだけでもホッとするわい。

すぬ子すぬ子

ほ〜い!

じゃあ、ラストはいつものユダヤジョークやね。
実は、私もジョーク調べてみてん。

今回は私は紹介するわ!

宗教戦争

ラビと神父がユダヤ教とキリスト教が
科学でどれだけ貢献したかで議論していた。

神父「ラビのあんたにはすまないが、
   科学は明らかにキリスト教からはじまったんだ」

ラビ「なぜだ?」

神父「最近、ローマ帝国時代のカタコームが
   また一つ発見されたんだ。
   そう、信者たちが地下に隠れて祈っていたところさ。
   ところが、考古学者が調べたら、
   なんとそこで、電線がみつかったんだよ。
   2000年も前だぜ。
   キリスト教の信者は2000年も前に、
   電信を発明していたんだ!」

ラビは平気な顔をしている。

ラビ「なんだ、大したことないや。
   死海の近くの穴ぐらから、
   ユダヤ教典がザクザク出てきた時なんか、
   底まで15メートル掘っても、
   電線も何もでてこなかったんだぞ」

神父はムッとして

神父「それがどうした?」

ラビ「ローマ時代のはるか昔に、
   ユダヤ教徒は無線を発見していたということさ!」
   


チロ丸チロ丸

ひぇ〜〜〜〜〜💦

ラビの機転、びっくりする〜。

頭良すぎるやん!さすが”思考する宗教”ユダヤ教!

参考文献:「ジョークジョーク」