

みなさんこんにちは。ドクターSじゃ。
元気かな?
わしは体調は問題なしじゃ
だが、元気かと言われれば、今はそうでもないなぁ。
というのも、今回紹介する映画がヘビーすぎて、
若干、放心状態かもしれん
まぁ、わしの個人的意見かもしれんが、
多くの場合、ノンフィクション映画と言うても、
俳優さんが演じるわけじゃし、多少のエンターテイメント的要素
があるのが一般的じゃろ。
しかしな、今回の映画は全くないぞ。
感覚的にはゼロといってもいいくらいじゃ。
もっといえば、”映画”と呼んでいいのかも疑問かもしれんな。
”映画”と聞いてイメージするような要素は全然ないな。
俳優さんも出てこないわい。

おっとっと、映画衝撃的すぎて
説明がぼーっとした内容になってしまった。
すまんすまん
ちゃんと説明すると、
今回の映画は、第二次世界大戦中、
ウクライナの首都キーウのバビ・ヤール渓谷で、
ユダヤ人が大量虐殺された事件についての内容じゃ。
ユダヤ人以外も殺されたようじゃが、
殺された人数は10万人、もしくはそれ以上とも言われておる。
映画は時々簡潔な説明があるだけで、
実際に当時撮られた映像を編集した動画が
淡々と流れているだけだ。
そのため、予備知識がなければ、ちと理解が難しいかもしれんな。
ただ、映像を見るだけでも、
おびただしい数の一般市民や兵士はもちろん、
空から爆弾が落ちる様子や、建物が燃えさかる様子、
さらには無数の死体まで、当時のリアルがそのまま映し出されておる。
最後は、なんと、ドイツ兵が首吊りで処刑される
映像までそのまま出てくるぞ。
虐殺された人々のことは、なんとも
言葉にもならない思いしかないが、
当時の時の権力者である、ヒトラーやスターリンに
振り回されているウクライナの状況というものにも
考えさせられるものがあったわい。

この映画は、正直なところ、
おもしろから見てや!とはなかなか言えんな。
しかし、人類の負の遺産をしっかり知っておく
という意味では非常に価値のある映画だと思うので
興味のある人は一度見てみるとよいな。
あ、しかし、子どもさんは見られんぞ。
たしか「R18+」指定じゃ。
チロ丸やすぬ子ちゃんにも何も言うとらんわい。
ということで、また次回、お会いしよう!
画像出展「Amazon」